
第1回 BROTHER CADFAEL(ブラザー・カドフィール)
【ミステリアスな魅力が妖しく揺れる、大輪の薔薇。】
夫を亡くした資産家の若く美しい女性が屋敷を修道院に
寄贈することにしました。
その代価は、屋敷の庭に咲く薔薇を一輪、毎年聖ウィニフレッド
の移葬祭の日に彼女に届けること。
しかし、移葬祭が間近に迫った日にその惨劇は起こったのです。
未亡人にバラを届けていた若い修道士が、切り倒された
バラの木の根元で殺害されて発見。
しかも、未亡人も修道院に向かったまま行方不明に・・・・・。
イギリスの美しい田園風景にたたずむシュールズベリー修道院を
中心に事件は展開します。
そんなイギリスの人気推理小説「修道士カドフェル」シリーズの第13巻
「代価はバラ一輪」に ちなんで名づけられたといいます。
イングリッシュローズのなかで、もっとも大きくあでやかな
薔薇といわれています。
その濃厚な香りは、ミステリアスな物語によく似合う。
修道士カドフェルシリーズ「代価はバラ一輪」は、光文社文庫を
はじめいくつか出版されているので、
バラの咲く時期に庭で読んでみるのもいいかもしれませんね。
●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●